ビリーズブートキャンプ661回目

スィッフィーンの戦い（657年）で自ら意図せざる形でシリア総督ムアーウィアと和議を結んだことがきっかけとなり、第4代正統カリフであるアリーの指導力は大きく低下した。アリー陣営から退去した人々はハワーリジュ派と呼ばれる勢力となった。アリーはムアーウィア陣営とハワーリジュ派の双方との対立を余儀なくされる。
ナフラワーンの戦い（658年）ではハワーリジュ派を破ったものの、アリーの勢力は弱体化していった。そして661年、ついにハワーリジュ派の一人がアリーを暗殺する。ハワーリジュ派は同時にムアーウィアの暗殺も謀ったが、こちらは失敗に終わった。
アリーの死により、ムアーウィアは唯一のカリフとなり、ダマスカスにウマイヤ朝を開く。
しかしアリーとその子孫こそが正統な継承者であると信じる人々は絶えず、それが後のシーア派へとつながる。

不寛容はときとしてすべてを破壊してしまうのだな、と思いつつ今日はTAEBO T3 トランスフォーメーション（エクスプレス）。わしも気をつけないとなあ。