しあわせの隠れ場所（原題：ブラインド・サイド）を見てきた

• とりあえず邦題はひどすぎる。
  このタイトルと、でかい黒人あんちゃんとサンドラ・ブロックが並んだ絵を見たって、9割の人は「？」としか思わないだろう。
• オチがあまりピリッとしない原作をうまく再構成しており、緩急が見事だった。
  ばらばらのエピソードが、ちゃんとストーリーの中で伏線として機能している。
  物書きを志す人は、原作と映画を比較すると勉強になるだろう。
• この手の美談ものはどうしてもお涙頂戴になりがちだが、むしろコメディタッチと表現したくなる。
  ドライに善意を描くスタイルは興味深い。
• アメフトについては特に知らなくても楽しめるだろう。
  ただ、アメリカ南部の文化・環境については多少知っていた方がいいかもしれない。やたらめったらアイスティーが出てきたのには笑った。
• たぶん上映はすぐ打ち切られるから、ちょっとでも興味のある人は早めに見に行くべし。