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2010-03-27

コメント

ばべる

南北問題の言わば工学的な解決という案はもちろん多くの人が考えてきたことなのですが、資金やインフラの確保、その効率的な配分という以前に、きわめて解決困難な問題があるのです。

わたしなどがコメント欄で言葉足らずに書くものよりも、南北問題の根本について知るには、まずこの2冊を読まれることを強くお薦めします。

ロバート・ゲスト『アフリカ 苦悩する大陸』
ポール・コリアー『最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?』

結局、植民地支配と近代化の過程で伝統社会(共同体)が破壊され、それに代わるものが現れていないことが大きな原因であろうと思いますが、これを人力で解決するにはいったいどうすればいいのか、まったく分かりません。

Hi-Low-Mix

なんというか、これからも世界の経済、消費はずっと成長していくと思うんです。
ただそれはきっと、先進国から見ればひどくゆがんだ形で進んでいくのだろうと。例えば法治主義や民主主義がないままの成長だったり、貧富の著しい差の維持・拡大だったり、不衛生の放置だったりといったような。
たぶん、高度経済成長時代の日本も欧米から見ればそうだったのでしょう。
で、そんな時代に輸出産業しかなく、高齢化で国力低下していくであろう日本はどうやってメシを食っていくか。
それは「歪み」を前提とした「サービス」の提供を他に先んじておこなうことなんじゃないか。
そう思った次第です。

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