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- 先進国の通信、生活、流通インフラは概ね整っており、今後はその維持や整理が中心となる。
- 発展途上国のそれはまだ低い段階にあり、今後の拡大が期待されている。
- しかし、インフラ整備は継続的かつ大規模な投資が必要であり、発展途上国には難しい。
また、それぞれの国内における優先順位付けの調整も難航するだろう。
- 先進国や世界銀行による融資もあるだろうが、ニーズを満たすのは無理だろう。
- いっそ、「低インフラのまま今日的サービスを受容できる」ようにするビジネスを推し進めてはどうか。
- 例えば携帯電話。世界では固定電話がないまま携帯電話が普及しているエリアも多いと聞く。
例えば太陽電池。人口密度が低い地域なら送電線を引くより容易に設置できる場合も多い。
- 村落に設置できる小型の発電機や蓄電器なんかは、今後需要が見込めそうだ。
また、未舗装道でも走りやすい小型車も期待できそうに思う。たぶんタタのナノでは力不足で、むしろ4WDの軽トラックなどが望ましいだろう。
- 「貧乏人から金をむしり取る」とも言えるが、彼らの生活水準をあげることこそ重要とも言えるだろう。
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南北問題の言わば工学的な解決という案はもちろん多くの人が考えてきたことなのですが、資金やインフラの確保、その効率的な配分という以前に、きわめて解決困難な問題があるのです。
わたしなどがコメント欄で言葉足らずに書くものよりも、南北問題の根本について知るには、まずこの2冊を読まれることを強くお薦めします。
ロバート・ゲスト『アフリカ 苦悩する大陸』
ポール・コリアー『最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?』
結局、植民地支配と近代化の過程で伝統社会(共同体)が破壊され、それに代わるものが現れていないことが大きな原因であろうと思いますが、これを人力で解決するにはいったいどうすればいいのか、まったく分かりません。
投稿情報: ばべる | 2010-03-28 02:40
なんというか、これからも世界の経済、消費はずっと成長していくと思うんです。
ただそれはきっと、先進国から見ればひどくゆがんだ形で進んでいくのだろうと。例えば法治主義や民主主義がないままの成長だったり、貧富の著しい差の維持・拡大だったり、不衛生の放置だったりといったような。
たぶん、高度経済成長時代の日本も欧米から見ればそうだったのでしょう。
で、そんな時代に輸出産業しかなく、高齢化で国力低下していくであろう日本はどうやってメシを食っていくか。
それは「歪み」を前提とした「サービス」の提供を他に先んじておこなうことなんじゃないか。
そう思った次第です。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2010-04-04 06:49