680年、ウマイヤ朝のカリフであるムアーウィアは臨終の床にあった。彼は息子ヤズィードに、フサイン・イブン・アリーについて警告した。いずれ反乱を企てる者たちに担ぎ上げられるだろうが、高貴な血を引く(預言者ムハンマドの孫にあたる)方でもあるから、大切に遇するように、と。
だがカリフの地位をついだヤズィードはフサインに忠誠を誓うよう迫り、逆にその対立を決定づけてしまう。そのころ、クーファではウマイヤ朝のカリフ世襲に反発するシーア派の人々が集まりつつあった。メッカに逃れていたフサインはそこに合流せんと図る。
しかしヤズィードの動きが一歩早かった。彼は軍を送りクーファを制圧する。そうとは知らぬまま、フサインら一行(一説にはわずか72人)はクーファへと近づき、ついにその近郊にて3000のウマイヤ朝部隊に包囲された。多勢に無勢、戦いは半ば虐殺となり、フサインら一行は全滅する。
フサインの亡骸は近くのカルバラーに葬られ、彼の妻子らは資産を失い、奴隷へと身分を落とされた。世に言う「カルバラーの悲劇」である。
シーア派にとっては最大のトラウマであり、今日も殉教の日であるアーシュラーには彼らの宗教的感情は最高潮に達すると言う。
だがカリフの地位をついだヤズィードはフサインに忠誠を誓うよう迫り、逆にその対立を決定づけてしまう。そのころ、クーファではウマイヤ朝のカリフ世襲に反発するシーア派の人々が集まりつつあった。メッカに逃れていたフサインはそこに合流せんと図る。
しかしヤズィードの動きが一歩早かった。彼は軍を送りクーファを制圧する。そうとは知らぬまま、フサインら一行(一説にはわずか72人)はクーファへと近づき、ついにその近郊にて3000のウマイヤ朝部隊に包囲された。多勢に無勢、戦いは半ば虐殺となり、フサインら一行は全滅する。
フサインの亡骸は近くのカルバラーに葬られ、彼の妻子らは資産を失い、奴隷へと身分を落とされた。世に言う「カルバラーの悲劇」である。
シーア派にとっては最大のトラウマであり、今日も殉教の日であるアーシュラーには彼らの宗教的感情は最高潮に達すると言う。
落ち目の時に無理するのもまずかったろうし、落ち目の人を徹底的に叩くのも為政者としてはまずかったろう。まこと歴史は過誤の積み重ねだな。
などと偉そうにこきながら、今日はTAEBO T3 アクセラレーション(エクスプレス)とターゲットタエボーの背中。
わしも常に過誤の連続だが、それでも続けていくしかないんだよな。
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