コードロンC714はフランスの戦闘機。木製のレース機がベースという変わった出自の持ち主だ。わずか450馬力のルノー12RoIを搭載した固定脚機C710から始まり、垂直尾翼を再設計し引き込み脚に改めたC713、そして構造の強化と翼形変更を重ねたのがC714である。武装は7.5mm機銃4門だった。
空冷V型12気筒のエンジンにはほっそりとした機体が続き、キャノピーは半ば胴体と一体化している。生産は容易で、わずか5000マン・アワーで作れたという。
さすがに水平最大速度は487km/hに留まるが、急降下ではなんと700km/hを記録している。上昇力については「優れていた」という説と「他の戦闘機に劣った」との説があるが、非力さを考えると後者だろうと推測される。
フランス空軍は100機を発注していたが、実際の生産は90機で中止されている。うち50機はソ連と戦うフィンランドへと輸出された。しかし大半は輸送途中に失われ、6機が届いただけだったという。その6機も、着陸速度が高すぎたためパイロットに疎んじられ、実戦には参加しなかったらしい。
フランスは亡命ポーランド人によるC714部隊を編成し、フィンランドへと派遣することも計画していた。しかしドイツ軍の侵攻が始まったため中止、彼等はリヨン付近の防衛にあたる。彼等GCI/145はBf109を3機、Do17を1機撃墜して、祖国を奪った仇敵に一矢報いた。だが、さすがに速度と火力の不足は気になったようで、MB152への機種更新が進められる。だがそれも半ば、フランスは降伏する。
なお、C714に900馬力級のエンジンを搭載して速度記録に挑戦する計画(C714-R)もあったが、こちらも開戦のため頓挫している。
フランスが「二線級」として輸出したり亡命部隊に供与したりしているのは興味深い。当時彼等は急速に拡大するドイツ軍への対応を泥縄的に進めていたから、フィンランドやポーランド人らには「あまりもの」を廻しておこう、という感じだったのだろう。背に腹は代えられない、というやつか。
空冷V型12気筒のエンジンにはほっそりとした機体が続き、キャノピーは半ば胴体と一体化している。生産は容易で、わずか5000マン・アワーで作れたという。
さすがに水平最大速度は487km/hに留まるが、急降下ではなんと700km/hを記録している。上昇力については「優れていた」という説と「他の戦闘機に劣った」との説があるが、非力さを考えると後者だろうと推測される。
フランス空軍は100機を発注していたが、実際の生産は90機で中止されている。うち50機はソ連と戦うフィンランドへと輸出された。しかし大半は輸送途中に失われ、6機が届いただけだったという。その6機も、着陸速度が高すぎたためパイロットに疎んじられ、実戦には参加しなかったらしい。
フランスは亡命ポーランド人によるC714部隊を編成し、フィンランドへと派遣することも計画していた。しかしドイツ軍の侵攻が始まったため中止、彼等はリヨン付近の防衛にあたる。彼等GCI/145はBf109を3機、Do17を1機撃墜して、祖国を奪った仇敵に一矢報いた。だが、さすがに速度と火力の不足は気になったようで、MB152への機種更新が進められる。だがそれも半ば、フランスは降伏する。
なお、C714に900馬力級のエンジンを搭載して速度記録に挑戦する計画(C714-R)もあったが、こちらも開戦のため頓挫している。
フランスが「二線級」として輸出したり亡命部隊に供与したりしているのは興味深い。当時彼等は急速に拡大するドイツ軍への対応を泥縄的に進めていたから、フィンランドやポーランド人らには「あまりもの」を廻しておこう、という感じだったのだろう。背に腹は代えられない、というやつか。
などと適当にほざきながら、今日はターゲットタエボーの背中および腹筋。背と腹はなかなか鍛えられない…いや、我ながらまったく上手くないね。
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