Jornada 720はかつてHPが販売していたPDA。フルキーボードを搭載したクラムシェル型だ。液晶は640×240の横長で、OSはWindows powered Handheld PC 2000(Win CE 3.0)だった。CFカードやPCカード、さらにスマートカードリーダースロットを備え、56kbpsモデムを内蔵、シリアルポートやIrDAで通信可能とかなり欲張った拡張性を持ちながら、コンパクトにまとめられていた。バッテリ駆動時間はおよそ6時間ほど。これで重量は510gとペットボトルなみの重量(今日のiPadより二回りほど軽い)だから、なかなかバランスの良い製品だった。
とはいえ実売94800円というのは広く受け入れられるには少々高すぎた。スーツの胸ポケットに入るPalmやPocket PCのほうがずっと安く、手軽だったからなおさらだ。それらよりも長文操作に優れ、かつノートPCよりもコンパクトな製品を求める層は決して大きくなかった。
後にHPはCompaq社を吸収合併したが、同社はPDAのブランドとしてCompaq系列のiPaqのみを残した。
とはいえ実売94800円というのは広く受け入れられるには少々高すぎた。スーツの胸ポケットに入るPalmやPocket PCのほうがずっと安く、手軽だったからなおさらだ。それらよりも長文操作に優れ、かつノートPCよりもコンパクトな製品を求める層は決して大きくなかった。
後にHPはCompaq社を吸収合併したが、同社はPDAのブランドとしてCompaq系列のiPaqのみを残した。
当時、けっこう欲しかったんだよなあ、などと思い出しつつ今日はTAEBO T3 イグニション(エクスプレス)。欲張らず、頑張りすぎず…言うのは容易いが、難しいところだね。
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