772年は唐の詩人、白楽天こと白居易の生年。
彼はたいへんに多作で、しかもその主題も社会批判から日常生活の喜び、あるいは「長魂歌」に代表される悲恋など、実に多様だった。
それでいて、文字の読めぬ老人にすら理解できるよう平易な表現に努めたとされる。
その名は日本にまで伝わり、「枕草子」などにもその著作が登場している。
偉大な詩人だが、彼が高位に上り詩作に注力できたのも社会情勢と無関係ではない。安禄山の乱以後、比較的地位の低い者にも出世のチャンスが与えられていた。彼は地方役人の家系に生まれており、この時代に生を得ていなければチャンスは得られず、これほどの成功はなかったかもしれない。
などと、成功も失敗もみんな他人のせいにするワシらしいことをコキつつ、今日はTAEBO 1。自信が持てないから、良いも悪いも他人任せなんだよねえ。なんとかしなくちゃあなあ。
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