855年はイスラム法学者イブン・ハンバルの没年。
彼はハディース(ムハンマドの言行録)を重視し、その編纂に努めた。
彼が編纂したものは言行を伝えた教友ごとに配列されており、同一系統の言行をあわせてチェックしやすいという利点を持つ。
彼はハディースを厳格に解釈し、イスラム神秘主義に対立した。その考え方は18世紀にアラビア半島で影響を与え、ワッハーブ運動へと繋がる。この動きはサウジアラビアの成立を導き、さらに今日のイスラム根本主義(あまり好きな言い方ではないが、イスラム原理主義)のベースとなったとも言える。
厳格とか純化と言うと聞こえは良いが、狭量で調整の余地のない考え方に陥りがちでもある。欧米などが示すイスラムへの拒否反応の少なからぬ部分がそれへと向けられていることを考えると、残念と言うか罪作りと言うか。
などと知ったかぶってほざきながら、今日もWiiでエンジョイダイエット。
PS3やXbox360と違いグラフィックは少々弱いせいか、画面に出てくるビリーのアバターはちょっとチープ。ロングでのそれは十分と思えるが、アップとなると正直キモい。表情にレパートリーがないのも残念。厳しい鬼教官を思わせる表情と大きな笑顔の落差がブートキャンプの味の一つでもあることを考えると、もうちょっとなんとかならなかったか、とは思う。
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