933年は初代ノルマンディー公ロロの没年。
9世紀後半、ノルマン人である彼は一族を率いてフランス北岸への進出を繰り返してきた。彼の勢力はセーヌ川を遡ってパリすら攻略する。
度重なる侵攻に頭を悩ませた西フランク王、シャルル3世(単純王)はロロとサン=クレール=シュール=エプト条約を結ぶ。ロロはセーヌ川沿岸への襲撃をひかえ、キリスト教に改宗する。それと引き替えに、ノルマンディー地方はロロに与えられ、さらにシャルル3世の長女ジゼルを妻とする。
これにより、西フランクはノルマン人の侵攻を一定範囲までに抑制した。そして同時に、これがノルマンディー公国の始まりとなる。
ロロは大変な大男だったようで、騎馬で進むと馬が潰れてしまうため、やむなく徒歩を選んだという。このため、「徒歩王」と綽名されたらしい。
体格がいいと交渉とかでも有利だよね— …などといやなそねみを見せつつ、今日はターゲットタエボーの腹筋および背中。
他人を怨んだりねたんだりしている暇はないよな。
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