960年は東ローマ皇帝コンスタンティノス8世の生年。
バシレイオス2世の弟であり、外征を繰り返す彼の影で共同皇帝を勤めていた。
だがバシレイオス2世が子をなさぬまま亡くなり、正帝の地位につく。しかしその時すでに65歳、共同皇帝とはいうものの実権は兄が握り続けていたため、政治経験もほとんどなかった。このため統治はほとんど宦官らにまかせ、ボードゲームや剣闘士競技に興じていたという(剣闘士としては自ら猛獣とも闘ったとされるが、そんな老人に可能だったのか…)。
享楽的な彼のもと、東ローマ帝国の衰退は始まったとされる。
まあたしかにコンスタンティノス8世は誉められたものではないが、遠征を繰り返しながら、共同皇帝たる弟を老年に至るまでほったらかしにしていたバシレイオス2世もどうかとは思う。
などとついボンクラをかばってしまいつつ、今日はエリートのミッション1。
積み重ねた日々は裏切らないし、決して見過ごしてもくれない。