会社は儲かっている。扱いは大変良い。これで文句を言うほうがおかしい、とも言える。
しかしながら、会社が儲かっているのは親会社のおかげだ。自社努力による成功はほとんどない。
積み上げてきたコアコンピタンスはあるが、その大半はドキュメント化されていない。
そのコアコンピタンスを持つ部署は強い自負を持っているが、それゆえに他部署との協調には支障がある。
会社には戦略的方針はなく、親会社の言うがままだ。しかも親会社内でも方針はまとまっていない。
上層部の大半は親会社からの出向であり、会社のために親会社に刃向かう訳もない。
そんな会社で、役立たずの気違いとの評価をしっかり定着させているのが私だ。またコアコンピタンスとは関与しておらず、今後も関与する可能性はほぼない。
戦略レベルで危機をはらみ、戦術的には必敗。
たしかに今は安全だし、私もまたそれに守られている。
しかし、だからといって現状を維持できるとは考えにくい。
行動をおこすべきとは思うが、家族は当然ながら反対する。私も自らを信頼できず、家族の言葉を振り切ってまで行動する気にもなれない。
毎日確実に可能性が削られていく中、ただ「将来のため」と言って本を読む。
それだけ?>ワシ