昨今一部でGTDが流行っているもよう。流行に弱い私としてもちょっと手を出してみたい。あーそこの君、「あんた、ろくに仕事ないんじゃないの?」と言わないように。
私が理解しているGTDのメリットは以下のとおり。
- 「すべてを書き出す」というアプローチで「憶えておかねばならないこと」をなくす
- ツールはデジタルだろうとアナログ(カードでもシステム手帳でも紙きれでも)だろうと、自由に選択できる
しかしながら、個人的にはどのようにやるべきか疑問を感じないでもない。「すべてを書き出」し「自由に選択」したツールを使うにしても、散らばるのではないかという不安をぬぐえない。一箇所にまとめるという意味では紙ベースでやるのが現実的だが、一々転記するというのは面倒だ。面倒が好きならGTDなんて考えるものか。
本来ならWebベースなどネットワーク上のツールが望ましいが、どこでもWebインフラを利用できるとは限らない。では、どうするか。今の私にできるアプローチとしては、FileMaker Proで対応するのが最も適切だろう。
以下を基本方針として考え、ツールとしてまとめあげたい。
- 5×3情報カード風のインターフェースで、1アイテムを1枚のカードに入力する
- URLを入力できるフィールドを設ける
(メモとしての柔軟性が必要だから、1アイテムに複数入力できる必要があろう)
- URLはボタン一発でオープンできるようにする
- アイテムの追加はマウスでもキーボードショートカットでもできるようにする
- 「収集箱」「ゴミ箱」「いつかやる/多分やる」「資料」「プロジェクト」「連絡待ち」「カレンダー」「次にとるべきアクション」はそれぞれリスト形式で一覧できるようにする
- それらの分類も、マウスやキーボードショートカットで簡単に変更できるようにする
- おそらく「処理済み」リストもあったほうがいいだろう
- 「プロジェクト」はリレーションを利用し、複数のアイテムに分解できるようにする
- 「プロジェクト」や「次にとるべきアクション」で並べ替えを実現するために優先順位フィールドが必要だろう
- A4、A5で一覧をプリントアウトできるようにする
(システム手帳などに綴じやすいレイアウトが必要だ)
- PDFやテキストへのエクスポートにも対処する
(イントラなり自分のWebページに格納するケースもあろうから)
- アイテムごとにメモの長さが違うから、プリントアウト・エクスポートのためには一旦全体(『資料』や『連絡待ち』ごと)をグローバルフィールドに書き出すのがよいか?
- 起動すると「カレンダー」アイテムのうち、当日分を表示する
(アイテム名だけでいいだろう)
幸いFileMaker Pro Advancedを持っているから、スタンドアローンアプリにすることもできる。いずれ配布できれば、私としても虚栄心をみたせるというものだ。少しずつ手をつけてみるか。