防衛庁は、航空機に搭載して敵地からの弾道ミサイル発射などを探知、追尾できる新型の赤外線センサー・システム(通称「エアボス」)を搭載した試験機を製作し、今月から性能確認試験に入る。将来的には、高高度を飛ぶ無人偵察機にエアボスを搭載して北朝鮮の弾道ミサイル発射を24時間監視する構想も検討している。
エアボスは、円筒形のセンサー・ヘッド(直径60センチ、高さ80センチ)が出す赤外線を使い、数百キロ・メートル先のミサイルや航空機を監視するシステム。米軍はすでに、弾道ミサイルの電波信号などを捕捉して性能を分析する電子偵察機「RC135S(コブラボール)」を実戦配備し、嘉手納基地(沖縄)を拠点に北朝鮮に対する監視活動を行っている。
この間あったグローバルホークの一件と結びつくのだろう。
それにしても、対北朝鮮において防衛庁ばかりがしゃかりきになっているように感じるのは気のせいか。
彼らがどれだけ監視能力や迎撃能力を蓄えても、その権限と責任が明確化されない限り意味をなさない。
国は方針をしっかり示すべきだし、防衛庁も批判をおそれずに「なにが必要か」を明言すべきではないか。
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