Sankei Webより。
筆者の北京大学歴史学部の徐勇教授は、江戸時代まで琉球は独立王国であり、日本側も対朝鮮と同様の「外交関係」を結んでいたと指摘。1879年に日本が琉球を廃止し沖縄県を設置した際も、清朝は承認しなかったとした上で、第2次大戦後米国はポツダム宣言に基づく権利のないまま沖縄を管理下に置いたと説明している。
論文はさらに、台湾の学者の意見を引用する形で、1972年に米国が日本に沖縄を返還したのは「2国間の授受であり、第2次大戦の連合国各国が共同で認めたものではない」として、「琉球の地位は未確定」と結論づけている。
「琉球は独立王国」だったからという点を主たる根拠として日本への帰属を否定する。
ならば結論は「沖縄を独立国家とすべきである」にならないとおかしいんじゃないか?
あとまあ、少なくとも1950年まではチベットも独立国家だったよねえ。
中国人が湾岸戦争から何の「歴史認識」も学んでいないことが図らずも露呈されましたね。
サダム・フセインは、クウェートに対するイラクの領有権を開戦の大義名分としましたが、彼のその主張はオスマン帝国の人為的分割を否定すると云う意味において、同時にローザンヌ条約に基づくイラクの北部クルド地域への領有権の根拠をも無にする諸刃の剣でした。
おっしゃる通り、沖縄に対する日本の領有権の否定は、同時に台湾(この島は歴史上、一度も中華人民共和国の領土となったことがありません)、チベット、ウイグル、内モンゴル、満州に対する中国の領有権の否定につながります。
よって中国はこれら諸地域の即時かつ完全な独立を認め、明朝の領域に自発的に撤収するべきです。
また江南及び四川地方の領有も専ら恣意的な暴力によってのみ強制されており、その正統性は中共が自ら否定しているところの歴代王朝の封建的権威以外には何も見当たりません。
よって中国は江南及び四川地方に対する直接統治を即時停止し、その領有権の所在を国連の判断に委ねるべきです。
投稿情報: ばべる | 2005-08-02 06:52