CNN.co.jpより。
米海兵隊は13日、開発段階で事故が多発、生産の是非でも論議があった垂直離着陸が可能な次世代兵員輸送機V─22オスプレーを今年後半、イラクに送る、と発表した。同機の初めての実戦配備となる。
正直、派遣を急ぐ必要はない。これまでのヘリより高速で長距離進攻できるからと言って、イラクでの治安維持活動に役立つとは考えにくい。隣国イランにちょっかいを出すつもりなら別だろうが、さすがに今それはないだろう。
現場からすれば、枯れた機材であるCH-46を使う方が楽だろう。
だが、今イラクに派遣すれば実戦での不具合を確認できる。それはいずれ、新たなる戦いに挑むための貴重な経験となる。
米海兵隊は、その経験を積ませるために、現場へ無理を強いることができる。強い組織というのは、そういうものなのだろう。