ブロッシュMB150はフランスの試作単座戦闘機。全金属製で低翼と引き込み脚を併せ持つ、当時としては新しいコンセプトの機体だった。空冷エンジンのためか、全体的なスタイルは零戦に少し似ている。しかし、キャノピーまわりは大きく異なり、ファストバックとなっている。
1935年11月にルーセルの設計により製作が開始された。しかし1936年7月17日のテストでは離陸すらできず、不採用となっている。
ブロッシュはエンジンをノームローン14N0(940hp)に換装し、さらに翼面積拡大や主脚の延長(プロペラを大型化したのか?)がおこなわれた。1937年10月には初飛行し、同12月には434km/hを記録して得いる。
この後もエンジン換装や主翼の延長、滑油冷却器の配置変更などの改良が施された、ついに25機が発注されている。だが、実際に生産へと移されたのはその改良型であるMB151だった。この系列はその後もエンジン換装などの改良が続けられ、合計8タイプが設計された。
WW2時のフランス戦闘機はどことなくもったりとした曲線が多く、それは少し日本機にも似ている。思い切りの悪さ、という意味では両軍の戦闘機は類似していたのかもしれない。
わしのボディもあいかわらずもったりとした曲線を描いているので、まずは最終プログラム(ビリーバンド使用)。
コメント