またかとお思いでしょうが、マッキMC206はイタリアが敗戦間際に開発していた戦闘機。MC205N<オリオーネ>の発展型にあたる。
主翼は12.1mまで延長、エンジンはDB603A(1710馬力)に換装する。計画では最大速度は実に640km/hに達する予定だった。だがムッソリーニ政権崩壊により、未完成に終わっている。
MC202<フォルゴーレ>で使っていたDB601すらドイツから供給されなくなったために自国のライセンス生産品に置き換えていた訳だが、DB603Aを入手できる目処があったのだろうか?
それとも、DB603Aもまたライセンス生産するつもりだったのだろうか?
おそらく後者であろうと思われるが、それはやはりカーレースや水上機レースで培ったエンジン技術の裏付けを有したが故の自信に基づいていたのではなかったろうか。そう考えると、諸外国のコピー生産すら十分にできなかった我が国の技術力はやはり井の中の蛙だったのではないかと思えてならない。
てな訳で、まったく世界レベルでないぷよぷよボディを鍛えるべく今日は腹筋プログラム。だがなんせ、わしも日本人だからなあ。
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