619年は、イスラム教徒らに「悲しみの年」として伝えられている。預言者ムハンマドの最初の妻にして、最初のイスラーム信者となったハディージャが亡くなった年だ。さらに同年、ムハンマドの伯父にして育ての親でもあったアブー=ターリブが死去する。
ハディージャは裕福な交易商人で、瞑想にふけるムハンマドを支えた。また、アブー=ターリブはハーシム家の当主としてムハンマドを支援していた。二人を同時期に喪ったことは、心理的にも経営的にもムハンマドにとって大きな打撃だったろう。
当時まったくの新興宗教だったイスラームはより苦しい立場に追い込まれ、これがのちの聖遷につながる。
ムハンマドは預言者だけど神の子じゃないからなあ、いろいろ大変だ…などと思いつつ今日はTAEBO T3 アクセラレーション(エクスプレス)。
つらい時期はつらい時期なりの、平穏な時期は平穏な時期なりの教義が生まれた。さて、わしはなにか生み出せるものかね。
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