アフガニスタンで治安維持に当たる北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)当局者は25日、イスラム反政府武装勢力タリバーンの掃討により集中させ、士気を高めるため、軍事基地の在り方を見直し、不必要とみられるレジャー関連施設を削減するとの方針を示した。
「アフガンは交戦地帯であり、遊園地ではない」と強調している。
南部カンダハルや首都カブール近くのバグラムにある米陸軍、空軍基地ではバーガーキング、ピザハットなどのファストフード店を閉鎖、米国からの直輸入の缶詰、ボトル製品も削減、映画館では封切りの映画上映を中止する。
via www.cnn.co.jp
たぶん、士気云々は名目だろう。米国本土から直送する便を増派部隊やその兵站にあてる必要があるため、やむなくファストフードなどを犠牲にせざるを得ないのではないか。
そんな気がします。
逆に士気が士気が下がりそうな気がします。
投稿情報: まなせ | 2010-03-28 16:24
まったく米軍らしからぬと言うか、どうもよく分からない措置ですね。
アフガン戦の最前線の様子は幾らかは伺い知っていますが、士気は総じて低くはないし、最前線ではよく戦っています(例によって、味方射ちの頻発がいちばん士気を損なう原因となっているようですが…)。
過酷なパトロールや最前線の守備隊任務から引き上げてきた兵士たちをリフレッシュさせるには、外目には贅沢に見えるほど後方施設を充実させる必要でしょう。
兵站の問題では、というお話ですが、戦略基地バグラムにバーガーキングや映画館すら置けないほど補給に困っているとは考えにくいのですが…
正直、兵士たちがどんなにハンバーガーを食べまくろうと、戦闘部隊が消費する物資のとんでもない量と比べれば些細なものでしかないはずです。
投稿情報: ばべる | 2010-03-28 21:38
簡単のために1個機械化大隊の現員を500名、それが後方で休養中と仮定して、
・500名全員が1日にビッグマック(200g、梱包の重量を入れて250gとする)を6個食べる=総重量は0.75t
・1個機械化大隊の待機状態での1日の補給必要量はだいたい150t。どう少なく見積もっても100t。
???
投稿情報: ばべる | 2010-03-28 21:43
バグラム基地の巨大な複合商業施設を閉鎖
↓
兵士は今後、PXでハンバーガーを買うように
↓
商業施設跡は増援部隊の駐屯施設に転用
ということだそうです。
http://content.usatoday.com/communities/ondeadline/post/2010/03/us-bases-in-afghanistan-close-burger-king-and-other-fast-food-joints/1
戦意口上という名目が建前で、増強される戦力の受け入れが本当の目的なのかとも思われますが、それは分かりません。
ちなみに問題のバグラムの商業施設というのは予算1,700万ドルで建設された巨大なモールで、2万人を収容可能なちょっとした都市並の規模です。
3万が予定されている増援部隊の受け入れには確かにおあつらえ向きではあります。
投稿情報: ばべる | 2010-03-30 02:39
いかにアメリカといえ基地施設を拡張するにはそれなりに苦労があるということなんでしょうな。
それにしてもそんな巨大なモール、アメリカ以外じゃそもそも作れないでしょうねえ。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2010-04-04 06:53