誰でも参加できるメディアでユーザーが増えると、ノイズが増えて最後はメディアが消えてしまうという現象は過去に何度もあった。
(中略)
大事な情報とゴミを区別し、意味のある情報だけを届けるしくみを実現しないと、ブログもメディアとして衰退するだろう。
この点で、ブログより簡単に参加できるTwitterでブログよりノイズが少ないのは、ウェブの今後の方向を示している。実名ではなくても、固定ハンドルネームで評判を守るインセンティブがあれば、匿名ブログより質の高い言論空間ができる。
[From ASCII.jp:テクノラティ撤退が示す「ブログ1.0」の終わり|池田信夫の「サイバーリバタリアン」]
固定ハンドルネームで評判を守るインセンティブが得られるなら、ブログでの発信だって十分インセンティブが得られるのでは。
基本的に匿名が認められるコメントは、たしかに信頼性がないかもしれない。だが、固定のURLを持ち、基本的に誰にでも公開されているブログはどうだろう。Twitter以上に過去の発言へのアクセス、言及が容易だ。
Twitterでノイズが少ないように見えるのは「自らが求めない限り表示されない」「まだ利用者が少ない」 がためではないだろうか。
池田氏の発言の多くに賛成するが、今回の記事についてはどうも納得しかねる。