中日新聞より。
第五次隊の隊員、物資の空輸は日本通運(本社東京)が請け負った。隊員は航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)から出発し、物資は関西空港からそれぞれ空輸する計画だった。
ところが、関空側が先月、防衛庁に「武器弾薬を搭載した航空機を離着陸させないのは空港の方針」(関空総務課)と伝えたことから、武器弾薬は石川県の航空自衛隊小松基地から南アフリカの民間チャーター機で空輸することになった。
しかし、予定の今月三日、小松基地にチャーター機は現れず、四日にも到着しなかった。
すっぽかす民間チャーター機ってのもすごいなー。
さて、それにしても自衛隊のロジスティックに不安を感じずにはいられない事態ではある。
先月になってから急に輸送方針変更となったのは、日本通運・関西空港・自衛隊のいずれに落ち度があったのかはこの記事だけではなんともいえない。
また、そもそも自衛隊が海外への武装部隊派遣をまったく想定していなかったという点で、今回のトラブルもやむをえない部分があったかもしれない。
しかし、それらを勘案しても自衛隊の確認や検証に不足があったと考えざるを得ない。
ぜひとも今回の一件を苦い教訓として活かして欲しい。
…いや、そこで「自前の大型輸送機を!」とか「民間空港でも武器弾薬を扱えるようにしろ!」って方向にもってくのは多分違うよ。