Hi-Low-Mix

軍オタ的妄想：OF-2

離島防衛においても、自衛隊は制空権を獲得できるだろう。
しかしながら、せっかくのそれを有効に使う手段は限定されている。
防衛部隊や揚陸部隊と協同して作戦できるヘリコプターを、長距離進出させるための艦が極めて不足しているからだ。
そこで、生産数の縮小が検討されているF-2を直協機に転用できないだろうか。
今後の生産は複座型のみとし、光学センサー類を強化する。
また、デジタルに地上部隊などとデータをやりとりできるよう、電子機器を改める。
乗員も地上部隊支援に重点を置いた訓練に取り組む。
新規に襲撃機を導入するよりも安価であろうし、揚陸艦を増強するよりも早かろう。

米、制御装置の実験完了 海上発射の迎撃ミサイル

Sankei Webより。
とりあえずはなにより。

ミサイル防衛ではミサイルを（１）発射直後（２）中間飛行（３）落下時－の３段階で撃ち落とす。今回は中間飛行段階だが、プログラムの変更などで発射直後段階での迎撃も可能としている。

え、そうなの？
となると、沿海部へもイージス館を派遣すべきってことになるのか？

三菱重工ミサイル開発ミス でたらめ数値『適正』と報告

東京新聞より（なぜか中日新聞には見当たらず）。

二重三重のでたらめぶりに防衛庁開発計画課は先月、三菱側から事情聴取した。
その結果、ＳＳＭ１改の開発を担当していたのは、陸上自衛隊が配備を終了したＳＳＭ１を維持・補修するための製造チームで、開発の専門家ではなかったことが判明。専門外の人々による開発が、難航を極めている実態も浮き彫りにした。

ひー。
三菱グループすべてを疑うのは非理性的だと思っていたが、ここまで来ると組織的体質を問われてもしょうがないぞ。
とりあえずSSM1改の開発は一旦停止して欲しい。
脅威に比べれば決して大きくない防衛費でやってかなきゃいけないんだから。

米軍ヘリ墜落 沖国大、３人負傷 宜野湾市

琉球新報より。
黒煙が立ちこめているが、エンジンから出火でもしたのだろうか。
周辺の住民に被害は出ていないようで、何よりだ。
校庭に不時着せしめたパイロットの冷静さは讃えてしかるべきだろう。

イラン、中距離ミサイル発射実験…イスラエルけん制？

YOMIURI ON-LINEより。

核問題を巡る緊張が高まる中、イランは敵対するイスラエルが自国の核関連施設への限定空爆に踏み切ることを警戒しており、報復手段を保持していることを示し、イスラエルをけん制する狙いがあると見られる。

通常弾頭では、たとえテルアビブのど真ん中に落ちても大きな被害は与えられないだろう。
かと言って、BC兵器なんか使用したらアメリカ率いる多国籍軍に叩かれるに決まっている。
イスラエルがイラクの核施設を爆撃した時はアメリカをはじめ多くの国が非難したが、いまやそのアメリカが予防戦争の第一人者。
ちょっとイスラエルを思いとどまらせることは難しそうな。

米艦載機、墜落は北硫黄島 乗員４人の救難作業続く

Sankei Webより。

米海軍の空母ステニスに艦載されているＳ３哨戒機（バイキング）が１０日夜、墜落した事故で、墜落場所は洋上ではなく小笠原諸島の北硫黄島と分かった。

S-3が島の上を飛ぶ理由はないから、墜落直前まである程度は操縦できたと推測される。
にも関わらず生死不明となると、脱出時になんらかの障害（パラシュートが絡まるなど）があったのだろうか。

三菱重、ミサイル開発で試験ミス 防衛庁に報告せず

中日新聞より。

陸上自衛隊が保有する８８式地対艦ミサイル「ＳＳＭ１」の改良型「ＳＳＭ１改」を開発している三菱重工業（東京）が誤って必要な強度試験を行わないまま、発射試験を実施していた事実を防衛庁に隠していたことが九日、分かった。防衛庁は同社の費用で試験のやり直しを命じた。

プロジェクト管理やそのチェック機能に問題があるような。
防衛庁と特定の業者との間で馴れ合いになっているのではないかと危惧される。
そもそも、対艦攻撃能力重視のF-2についてその意義が問われている今日、果たして地対艦ミサイルの改良をこのまま続ける必要があるのか。
最も懸念される島嶼防衛やゲリラ・コマンド対策においては地対艦ミサイルの意義ははなはだ乏しいように思えるのだが。

小泉首相：武器輸出３原則見直し、改めて示唆

MSN-Mainichi INTERACTIVEより。

政府は、米国と共同技術研究を進めてきたミサイル防衛（ＭＤ）システムの開発・配備を視野に、ＭＤ関連の部品・技術を対象とした見直しの検討方針を示している。ただ、首相は見直し対象をほかの武器にも広げるかどうかについては言及を避けた。

兵器の高度化・高コスト化にともなって一国での開発・生産は非現実的になりつつあるからね。
平和維持のために軍備を考えるってのはいやな気分だが、他に有効な策もなし。

Ｆ２戦闘機の削減検討 石破防衛庁長官が指示 「費用対効果低い」

中日新聞より。
あと、ついでにlivedoorニュースからも。
こちらだと

年内に見直す予定の中期防衛力整備計画で検討する。

ってことでまだ方針が固まっていない印象を与える。
F-2についてはいろいろな噂があるけど、対艦攻撃機としては極めて高いレベルにあると思われる。
まあ、もう日本に大規模な上陸作戦を敢行する国なんてどこにもないというだけで。
「悲運の名機」ってことにして早めに生産を打ち切った方がいいだろう。

Ｆ２戦闘機、調達中止へ…高価で性能不足

YOMIURI ON-LINEより。

〈１〉Ｆ２は開発の遅れなどで１機当たりの価格は当初予定していた約８０億円から、主力戦闘機のＦ１５と同等の約１２０億円に増加した〈２〉Ｆ１５が近代化改修で性能向上を図っているのに対し、Ｆ２は機体が小さく性能向上の余地が少ない〈３〉Ｆ２はミサイルなどの装備数にも限界がある——ことなどからＦ２の調達を中止し、今後除籍が進むＦ４戦闘機の後継機選定に早期に着手すべきだと判断した。

F-2は計画自体が冷戦時代の機体だから、調達中止は当然の措置だろう。
価格が問題とされている点を考えるとF/A-22ラプターの線はなさそうだ。
F-4の退役に間に合わせるとなると、F/A-18E/Fぐらいしかないな。
だがもし一時的な規模縮小を看過するのであれば、F-35A（空軍型）か。
個人的には
・F/A-18E/F導入→F-4および一部F-15代替
・兵器輸出容認→JSF計画参加→F-35導入
という流れが妥当だと思うのだが。