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中日新聞より
大野長官は会見で「ライセンス生産で日本の技術基盤、生産基盤が確実になる。短期的にはコストが高くなるが、維持、修理のため米国から技術者を呼ぶ費用を考えれば、長期的に収支は均衡する」と述べた。
また「肝心の部分はブラックボックス」ってことにならなければいいけど。でないと、長官が言うようなメリットは得られないまま、無駄なコストばかりかかることになりかねない。
YOMIURI ONLINEより。
技術試験は6月中旬、広島・呉を母港とする輸送艦「しもきた」で行われた。開腹などの初期の外科手術を1日10~15人に実施できる野外手術システムを船内の「車両甲板」上に設置し、手術や診察が可能かどうかを確認した。排気、エンジンによる騒音などの問題点があるものの、基本的に現状のままで病院船として活用できるとの結果が出た。防衛庁は、輸送艦1隻に複数の手術システムの設置が可能としている。
将来的には、艦の動力から給電できるように改善すべきだろう。とすると、次期輸送艦は統合電気推進採用か?
Sankei Webより。
大野功統防衛庁長官は14日午前の参院外交防衛委員会で、日米両政府が2006年度から開発段階に移行する方針を固めているミサイル防衛(MD)に関し「米国から要請があれば、場合によっては第三国への供与があり得る」と述べ、日本の技術が一部使われた迎撃ミサイルが米国経由で第三国に輸出される可能性を認めた。
MD用ミサイルなら、どう考えても侵略とは関係ないからなあ。国際平和への貢献という意味では否定できまい。
輸出先になりそうなのは、せいぜいイスラエルとオーストラリアていどか。 トルコへの配備はありそうだが、その場合は米軍による運用だろう。 インドも欲しがるだろうが、パキスタンを切り捨ててまで供与すべきとはアメリカも考えまい。
この強襲揚陸艦は全長200メートル、幅32メートルで乗組員は450人。全長は「おおすみ」の178メートルより22メートル長い。完全武装の海兵隊1個大隊(700人)やヘリコプター15機、戦車70両などを輸送できる。最大時速23ノットで、上陸支援作戦のほか津波など災害救援にも使用されるという。
23ktだから、仮にF-35やAV-8Bなどを導入にしても運用は困難だろう。名前にふさわしい、まっとうな強襲揚陸艦と思われる。 しかし、そこまであからさまに敵意を示すのはどうかね。対立を深めても、お互いいいことはないよ。
防衛庁は、航空機に搭載して敵地からの弾道ミサイル発射などを探知、追尾できる新型の赤外線センサー・システム(通称「エアボス」)を搭載した試験機を製作し、今月から性能確認試験に入る。将来的には、高高度を飛ぶ無人偵察機にエアボスを搭載して北朝鮮の弾道ミサイル発射を24時間監視する構想も検討している。 エアボスは、円筒形のセンサー・ヘッド(直径60センチ、高さ80センチ)が出す赤外線を使い、数百キロ・メートル先のミサイルや航空機を監視するシステム。米軍はすでに、弾道ミサイルの電波信号などを捕捉して性能を分析する電子偵察機「RC135S(コブラボール)」を実戦配備し、嘉手納基地(沖縄)を拠点に北朝鮮に対する監視活動を行っている。
この間あったグローバルホークの一件と結びつくのだろう。 それにしても、対北朝鮮において防衛庁ばかりがしゃかりきになっているように感じるのは気のせいか。 彼らがどれだけ監視能力や迎撃能力を蓄えても、その権限と責任が明確化されない限り意味をなさない。 国は方針をしっかり示すべきだし、防衛庁も批判をおそれずに「なにが必要か」を明言すべきではないか。
asahi.comより。
防衛庁関係者によると、高高度UAVに高性能センサーを搭載することによって、UAVの行動範囲である防空識別圏内からでも、北朝鮮などの画像情報を収集できるという。UAVが弾道ミサイル発射を探知し、イージス艦などに情報を伝えることで、対処能力を向上させる構想もある。 防衛庁は高高度UAVについて03年度から国産化に向けた研究を続け、すでに24億円を投入している。米国製を導入すれば国産化は断念する方針だ。
北朝鮮の弾道弾への対処が急がれる以上、妥当な判断だろう。個人的には国産UAVには期待するところが代であったが、やむを得まい。 ただ、UAVの用途は今後ますます広がっていくと予想される。高々度型はともかくとして、今後も研究・開発は継続・強化して欲しい。
ニュージーランド軍フリゲート<テ・マナ>が公開されると聞き、奥さんとともに名古屋港へ。 イタリア村で食事をとっていたところ、なんとホストシップである護衛艦<しらゆき>も公開とのこと。 ひゃっほう!
続きを読む "ニュージーランド軍フリゲート<テ・マナ>を見に行く" »
NIKKEI NET「国産航空機、海外を開拓・新明和は欧州に飛行艇」より。
日本の航空機メーカーが海外市場の開拓に乗り出す。新明和工業は海上自衛隊の救難飛行艇を消防用として欧州市場に売り込む。川崎重工業など航空機各社は、防衛庁が開発中の哨戒機・輸送機を民間旅客機に転用する方向で検討に入った。
US-1A改(いいかげんに名前を変えろ)が輸出されるなら素晴らしいこと。 記事にあるような消防用途のみならず、救難機としても世界に名をとどろかせるような活躍を期待したい。 しかし、PX/CXを旅客機に転用ってのは甘すぎるのではないか。 欧米各社がしのぎを削る旅客機市場へ食い込むのは、よほどのニッチ狙いでも厳しかろう。 まあ、日経のトバシ記事という可能性も高いのだが。
事故が起きたのは26日ごろで、台湾と中国・海南島の中間あたりの公海で潜航している時に発生した模様だ。浮上した後、中国海軍の曳船などに曳航されており、目的地は海南島の楡林(ゆりん)海軍基地と見られている。潜水艦が自力で浮上したかどうかは分かっていない。現場周辺には中国海軍の軍艦3〜4隻が確認されているほか、別の潜水艦もいたとされ、共同訓練を行っていた可能性があるという。
幾度もの事故を経ながらも挑戦をやめないというのは、彼らの強い意欲の表れだろう。 今日まだ、練度や技術の面で不十分だというだけ。 侮ることなく、対処していく必要がある。
そんな孫子の言葉も、米海兵隊先任伍長に言わせるとこうなるらしい。
戦術についておまえらが知るべきことは、すべて話してやるーー相手が目をそらしているすきに、力まかせにぶん殴れ。
「アメリカ海兵隊式経営」P250より抜粋。 簡明にして、極めて適切な表現だ。